京都市伏見区京町 エキゾチックアニマルの専門病院 京都小動物クリニック

2025年1月オープン ウサギ、トリ、爬虫類を中心としたエキゾチックアニマルの専門病院

2025年5月の記事:お知らせ

コザクラインコの両脚骨折

脚から出血し起立不能となったコザクラインコさんが来院されました。
右の趾は1本欠損しており、またレントゲン検査にて右の足根中足骨及び左の大腿骨が折れていることが確認されました。
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特に大腿骨は変位が酷く、このままでは自力での歩行は難しいと考えられました。
よって、全身麻酔をかけ、骨の中にピンを入れて固定を行う手術(ピンニング術)を実施しました。
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手術とリハビリを無事に乗り越え、1ヶ月後にはきちんと枝に掴まることができるところまで回復してくれました。
今回は発見から手術までの時間も短く、若い子であったため回復も非常にスムーズでした。
再発の無いよう元気に暮らしてくれることを願っています。
2025年05月30日 16:32

ジャンガリアンハムスターの不正咬合

ジャンガリアンハムスターは切歯(前歯)が一生伸び続ける生き物です。
たまに誤解されている方がいらっしゃいますが、奥歯が伸びることはありません。
何らかの原因で噛み合わせがおかしくなってしまうと、うまく歯が摩耗できず伸び続けてしまうことがあります。
今回は、歯が頬を貫通して伸びてしまったジャンガリアンハムスターさんのご紹介です。
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この子は固いものが食べられず痩せてきてしまったと来院されました。
口を見てみると、左の歯が頬っぺたを貫通し二重のリング状になってしまっていることが確認できました。
短時間の鎮静をかけ、専用の器具で伸びていた歯をカットしました。
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一度曲がってしまった歯が治ることはなかなか無いため、また伸びてくる場合は定期的なカットが必要となります。
ウサギや他のげっ歯類同様、歯の異常は予防が大変重要となります。
少しでも気になる場合はお気軽にご相談ください。
2025年05月22日 09:34

ジャンガリアンハムスターの腸重積

腸が出ているという主訴で来られたジャンガリアンハムスターさん。
他院で3度整復するも再脱出を繰り返しており、当院での手術を希望し来院されました。
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来院時の様子より腸重積と診断、すぐに開腹手術を実施しました。
お腹を開くと、腸が腸の中に入り込んでしまっているのが確認できました。
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整復と固定は無事実施できたものの、腸の状態は良くなく、手術後も1ヶ月に渡り下痢との戦いは続きました。
しかし、ご家族の献身的な介護の甲斐もあり、一時は21gまで落ちていた体重も34gまで回復、治療終了となりました。
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若いハムスターさんでは脱腸や腸重積が起こることは珍しくありません。
腸は非常にデリケートな組織なので、整復までの時間が長引けば救命率は極端に減少していきます。
致死率が高い疾患ではありますが、早期発見早期治療にて治せる可能性もありますので、症状を認めた場合はなるべく早く動物病院を受診してください。
2025年05月08日 10:17

コミドリコンゴウインコの重金属中毒

10分おきに痙攣を起こすとのことで来られたコミドリコンゴウインコさん。
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レントゲン検査で胃内に金属陰影が見られたため、発作止めと中毒治療を開始しました。
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幸い、治療によく反応してくれたため発作はすぐに治まり、数日間の入院の後元気に退院していきました。
中毒は命に関わる疾患であると同時に、ご家族が防ぐことのできる病気でもあります。
動物さんと遊ぶ時には、危険な物を齧らないよう十分に注意してあげてください。
2025年05月03日 19:47

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