京都市伏見区京町 エキゾチックアニマルの専門病院 京都小動物クリニック

2025年1月オープン ウサギ、トリ、爬虫類を中心としたエキゾチックアニマルの専門病院

2025年7月の記事:お知らせ

オウカンミカドヤモリの卵巣捻転

ヤモリのようにぴょこぴょこ動く動物達。
体の中身は回転しないのか気になりませんか?
実は生き物の体の中の臓器は、思ったより簡単に捻じれてしまいます。
今回は卵巣が捻じれてしまったオウカンミカドヤモリさんの紹介です。
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実はこの子、当院院長宅の子なんです。
ある日自宅でいつも通り一緒に遊んでいると、不自然にお腹が膨れていることに気が付きました。
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元気や食欲などの一般状態は問題ありませんでしたが、病院に連れて行き検査をしてみると異常に腫れた卵巣を確認。
緊急手術となりました。
全身麻酔をかけてお腹を開けると、ぐるぐるに捻じれてぱんぱんに膨らんだ卵巣を確認しました。
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捻じれた卵巣を切除し、無事手術は終了。
術後はお腹もすっきりと凹み、元気に過ごしてくれています。
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自分の家の子の手術はいつも以上に緊張しましたが、術後もけろっとしている様子を見ると本当に頑張ってくれて良かったと思いました。
何より、あの時気づかなければと思うとぞっとしますね。
生殖器系の病気は発見が難しく、対処が遅れると命に関わる可能性も高いです。
普段と違うという些細な違和感が、大事な家族を守ることに繋がるかもしれません。
お気軽にご相談くださいね。
2025年07月29日 17:17

ヒョウモントカゲモドキの腹壁ヘルニア

爬虫類を飼育する際、床材に何を使うのが良いのか迷いますよね。
ヒョウモントカゲモドキさんは砂漠に生息する生き物の為、ケージに砂を入れている人も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな床材の砂でトラブルが起こってしまった例をご紹介します。
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この子はお腹の腫れを主訴に来院されました。
画像検査でこの腫れは糞塊であることが予想されたため、開腹手術を行うことになりました。
全身麻酔をかけてお腹を開けると、腹筋が破れて巨大な腸管が飛び出しており、中には大量の砂が詰まっていました。
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詰まっていた砂は全て取り出し、開いていた腹筋の穴を縫い合わせて手術終了となりました。
術後は食欲排便共に問題なく、1ヶ月程で通院も終了となりました。
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何気なく選んでいる床材も、時にはこのように大きなトラブルを引き起こす場合があります。
飼育環境はメリットデメリットを踏まえて、その子に合ったものを探してあげてくださいね。
2025年07月17日 10:41

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