フトアゴヒゲトカゲの多発性皮膚腫瘤
今回ご紹介するのは皮膚にかさぶたが多発したとの主訴でご来院されたフトアゴヒゲトカゲさん。
見た目より、フトアゴさんに多い皮膚の感染性疾患と仮診断、抗菌薬・抗真菌薬・外用療法を組み合わせた治療を開始しました。
治療は長期間続きましたが、徐々に皮膚の腫瘤が軽減していきました。
また、その後の糞便検査でコクシジウムなどの寄生虫も確認されたため、駆虫薬による治療も実施しました。
現在は健康状態も安定し、体重もぐんぐん増えてくれています。
小さな変化を早期に見つけ、適切な処置を行うことが爬虫類医療においても重要であると改めて感じさせる症例でした。
2025年10月28日 16:50
