京都市伏見区京町 エキゾチックアニマルの専門病院 京都小動物クリニック

2025年1月オープン ウサギ、トリ、爬虫類を中心としたエキゾチックアニマルの専門病院

お知らせ

ギリシャリクガメの卵胞鬱滞

今回は、卵胞の発育でお腹が圧迫されてしまい、食欲が無くなったカメさんのご紹介です。
P7150155 2
この子は、3日程ご飯を食べないということで来院されました。
レントゲン検査の結果、背中側にある肺が内臓によって潰されているのが確認されました。
内科治療を開始しつつ、後日鎮静をかけて検査を実施したところ、卵胞の発育を確認。
その後も内科治療に反応が無かった為、全身麻酔をかけてお腹の中を見ていくことになりました。
P7150206 2
お腹の甲羅を切り、身体の中を見てみると発育した卵胞が多数存在し、肝臓は黄色く変色していました。
長期間の卵胞発育が疑われた為、卵巣と卵管を全て摘出、肝臓も一部生検し手術終了としました。
P7150238 2P7150229 2
病理検査では、卵巣での炎症や卵管水腫、肝臓は脂肪肝という診断でした。
術後は首に設置したチューブから流動食の給餌と投薬を実施。
1ヶ月後にはしっかりご飯を食べるようになってくれました。
P8151376 2
カメさんを含む爬虫類さんは、病気の進行も緩やかで症状が分かりづらいことが多いです。
この子も初めての来院から手術まで1ヶ月、手術後からしっかり食べてくれるようになるまでさらに1ヶ月の期間がかかっています。
また、カメさんはお腹を切る際に甲羅を骨折(切断)させなければならず、手術へのハードルも低くありません。
少しでも調子がおかしい場合は一度早めにご相談くださいね。
2026年08月25日 16:45

ギリシャリクガメの膀胱結石

リクガメさんは膀胱結石ができやすいことで知られており、その多くがケヅメリクガメ、次いでインドホシガメ、ギリシャリクガメ、ロシアリクガメがなりやすいとされています。
また、膀胱結石は食餌で出来やすさが変わると言われていて、国内の動物園でも実験されていますが、まだまだ完全に予防するのは難しいです。

今回ご紹介するのは、推定28歳という比較的高齢のギリシャリクガメさん。
食欲が無くなり赤いおしっこが出たとのことで来院されました。
レントゲン検査の結果、お腹の中に巨大な結石を確認。
血液検査で腎障害も認められたため、開腹手術を実施することとなりました。
オオモト カメ ギリシャリクガメ=大本 カメ ギリシャリクガメ - 2025_09_09 10_15_08 - RadiAnt DICOM Viewer 2024.1 (64-bit)  2025
全身麻酔をかけてお腹を開けると、予想通り大きな結石が膀胱の中に張り付いていました。
P9143903 2
膀胱を切って石を取り出し、膀胱と甲羅を閉じて無事手術は終了しました。
P9133870 2
術後数日で食欲が戻り、大好きだというもやしをすぐに完食するまでに回復してくれました。
P9164012 2
28歳と言えば当院のスタッフよりも年長のカメさんでしたが、無事元気になってくれてホッとしました。
まだまだたくさんご飯を食べて元気に過ごしてくれることを願っています。
2025年09月25日 18:24

セスジニシキガメの卵黄性体腔炎

カメの診察と聞くと、まず最初に「甲羅をどうするのか」という疑問が頭に浮かぶかと思います。
全身を覆う硬い甲羅、診察時には隙間を探して検査を行いますが、必要となった場合には「甲羅を切る」という選択肢を取ることもあります。
今回ご紹介するのは、割れた卵が原因で手術が必要になったセスジニシキガメさんです。
1ヶ月前から元気食欲が無いとのことで来院、レントゲンを撮ると卵がたくさん確認され、いくつかは割れているように見えました。
スクリーンショット 2025-08-03 162925 2
すぐに内科治療を開始したものの改善は認めず、数日後に手術を実施することになりました。
P7121534 2
甲羅を切ってお腹を開けると、本来卵管内にあるべき卵がお腹の中に存在、卵も変色し腐敗が進んでいました。
卵と卵巣、卵管を全て取り出し、お腹を洗って閉じました。
甲羅の閉腹にはパテを使用しています。
P7121607 2
取れた卵は、全部で7個。
病理検査では「卵黄性体腔炎に伴う漿膜炎」と診断されました。
P7121626 2
術後は2週間ほどで元気になり、ご飯もしっかり食べるようになってくれました。
P7302317 2P7302318 2P7302319 2P7302320 2P7302321 2<世話になったな、サヨナラ~
カメさんでも卵関係や消化管、結石などでお腹を開けないと命に関わる状況というのは珍しくありません。
いざという時に手術までやってもらえるのか、かかりつけさんとご相談しておくのも一つかもしれませんね。
 
2025年08月03日 16:15

京都小動物クリニック

〒612-8083
京都市伏見区京町5丁目77-7

アクセスはこちら

電話番号

075-585-8911

診療時間

時間 月 火 水 木 金 土 日 祝
10:00~12:00 - ○ ○ ○ ○ ○ ○ -
16:00~19:00 - ○ ○ ○ ○ ○ ○ -

休診日:月曜日、祝日

モバイルサイト

京都小動物クリニックスマホサイトQRコード

スマートフォンからのアクセスはこちら