ヒョウモントカゲモドキの卵胞鬱滞
春から夏にかけて、多くの爬虫類は繁殖シーズンに入ります。ヒョウモントカゲモドキさんは通常、1回に2個の卵を数週間~1ヶ月毎に年数回産卵します。
繁殖トラブルは命に直結することも多い為、産卵シーズンの女の子はより慎重に様子を見ることをお勧めいたします。
今回ご紹介するのは、まだ成長しきっていない身体に大きな卵胞が出来てしまい、ご飯が食べられなくなってしまったレオパさんです。

検査の結果、左右非対称に大きな卵胞が形成されており、その圧迫によりご飯が食べられなくなっていることが予想されました。
体格も細く状態が心配であった為、早急に手術に臨むことになりました。

手術では、無事に身体を圧迫していた卵巣・卵管を摘出することができました。
退院後はご飯に飛びついてくるようになってくれたそうです。
哺乳類同様、鳥類爬虫類でも出産・産卵は命懸けになることが多いです。
お腹が膨れていて食べない等、少しでも気になる様子があれば早めにご相談ください。
2025年06月28日 16:34