ウズラの卵管脱

今回はその中でも緊急処置が必要になったウズラさんのご紹介です。
この子はとあるトラブルにより体から臓器が出ているとのことで来院されました。
来院時には目を瞑ってぐったりしており、お尻から内臓のようなものが飛び出ているのが見えました。
このままだと危ないと判断し、ご家族と相談の上、すぐに麻酔をかけての処置へと移行しました。
麻酔をかけてしっかり状態を確認したところ、卵管は膜がちぎれて端から端まで全て出ている状態であることが確認できたため、そのまま切断と整復を実施しました。
その後は抗生剤の注射や強制給餌を実施、入院後3日程ですっかり元気になり退院されました。
ご家庭での鳥さんの事故は珍しくありませんが、中にはすぐに処置しないと命に関わることも多くあります。
当院は鳥さんの治療も積極的に行っておりますので、お困りの際は是非ご相談いただければ幸いです。
2025年01月27日 11:53