京都市伏見区京町 エキゾチックアニマルの専門病院 京都小動物クリニック

2025年1月オープン ウサギ、トリ、爬虫類を中心としたエキゾチックアニマルの専門病院

お知らせ

セキセイインコの卵管内肉芽腫

今回は、お腹の中に残った卵の素材が腫瘤(肉芽腫)を形成したセキセイインコさんのご紹介です。
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この子は、3ヶ月前からお腹が腫れているとのことで来院されました。
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検査の結果、生殖器の病気である可能性が高かった為内科治療を開始しましたが、お腹の膨らみは少しづつ悪化してきました。
そこで、外科的に摘出を試みることになりました。
全身麻酔をかけてお腹を開けると、膨らんだ卵管が確認できました。
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中からは卵の素材を巻き込んだ腫瘤が出てきました。
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卵管を全て摘出し、手術は終了となりました。
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病理組織学的検査の結果、卵管の中あったのは「卵材と反応性の肉芽腫」であるとの診断でした。
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発情で起こるトラブルは卵詰まりだけではなく、中にはこのようにデキモノが出来てしまう場合もあります。
鳥さんの発情でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。
2026年03月03日 16:25

リッジテールモニターの卵塞症

今回は、卵がうまく産めずお腹の中で破裂していたリッジテールモニターさんのご紹介です。
この子は変形した卵を一つ産んだものの、まだお腹が膨らんでいるとのことで来院されました。
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検査の結果、お腹の中には変形した卵が多数残っており、腹水も溜まっていることが分かりました。
ご家族と相談の結果、数日後に手術を行うことになりました。
全身麻酔をかけてお腹を開けると、中から腹水と変形した卵、どろどろになった卵胞が見つかりました。
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卵胞は破れてお腹の中に漏れ出しており、肺まで卵の素材がべったり付いていました。
左右の卵巣と卵管を全て取り出し、お腹をしっかり洗浄して手術終了となりました。
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病理検査では炎症所見は認められず、「卵胞の変性、卵の閉塞」という診断でした。
本人は術前から術後まで変わらずとても元気で、術後もしっかりご飯を食べてくれました。
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爬虫類さんは病気を隠すのがとても上手で、お腹の中がどろどろでも元気に見えることは珍しくありません。
少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
2026年01月31日 18:41

ウサギの肝葉捻転

今回は、肝臓が捻じれてしまったウサギさんのご紹介です。
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この子は前日から食欲が無くなった為、夜間救急を受診後当院に来院されました。
検査をしたところ、肝臓が捻じれている可能性が高い為、当日に緊急手術を行いました。
全身麻酔をかけてお腹を開けると、壊死した肝臓が見つかりました。
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捻じれた部分から肝臓を摘出、手術は無事終了しました。
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取り出した肝臓は赤黒く変色し、全体の壊死が確認されました。
術後の経過は良好で、2週間ほどで貧血や肝障害は正常まで回復しました。
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肝葉捻転は、近年とても報告が増えている疾患ではありますが、症状が鬱滞と似ている為気を付けていないと見逃されてしまいます。
また、なるべく早い手術が必要になる病気でもありますので、いつもと違う様子があれば早めにしっかりとした検査を行うことをお勧めいたします。

 
2026年01月31日 18:38

オカメインコのそ嚢内異物

今回はおもちゃの繊維がそ嚢に溜まってしまったオカメインコさんのご紹介です。
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この子は吐き気があるということで来院されました。
身体検査をしていると、そ嚢の中に柔らかい塊があるのを発見。検査で異物の可能性が高いことが分かりました。
全身麻酔をかけてそ嚢を切開、異物の摘出を行いました。
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出てきた異物は、繊維が絡んで塊になった物でした。
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その後の経過も特に問題なく、術後も食欲元気は良好でした。
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鳥さんは首元のそ嚢にご飯を溜める為、その中で繊維が絡まると大きくなったり腐ったりする可能性があります。
玩具をよく齧ってしまう子は、定期的なそ嚢のチェックもお勧めいたします。
2026年01月31日 10:35

グリーンイグアナの腎細胞癌

今回は腎臓に腫瘍が出来てしまったグリーンイグアナさんのご紹介です。
この子は食欲が落ちているとのことで来院されましたが、検査の結果腎臓が悪くなっていることが発覚しました。
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定期的な通院、投薬治療によって状態は一時改善しましたが、その後徐々に悪化。
数ヶ月後に残念ながら亡くなってしまいました。

ご家族の了承を頂き、原因追及をさせていただいたところ、検査結果と同じく腎臓がかなり大きく腫れていました。
専門の獣医師に病理組織学的検査を依頼したところ、【腎細胞癌】という腫瘍であったことが発覚しました。
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拒食と一言で片づけられてしまうことも多い爬虫類さんの食欲不振ですが、中にはこんな病気が隠れていることもあります。
気になることがあればいつでもご相談ください。
2026年01月30日 17:59

ホウセキカナヘビの卵巣炎

爬虫類の女の子は、見た目では分かりにくい生殖器の病気が静かに進行していることがあります。
今回は、卵巣炎を起こしたホウセキカナヘビさんをご紹介します。
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この子は、2週間前からの拒食と呼吸困難を主訴に来院されました。
画像検査では卵巣周囲に強い炎症が疑われ、内科的治療だけでは改善が難しい状態と判断、手術を行うことになりました。
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全身麻酔下で開腹すると、卵巣は炎症により変形しており、周囲の組織にも影響が及んでいました。
感染源となっていた卵巣を摘出し、腹腔内を洗浄して手術は無事に終了しました。
病理組織学的検査の結果は、「卵巣炎」という診断でした。
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術後は点滴や抗菌薬で慎重に管理し、無事元気に退院できました。
卵巣炎は初期症状が分かりにくく、「なんとなく元気がない」「食べる量が減った」といった変化だけで進行してしまうことも少なくありません。
放置すると命を落としてしまう場合もある為、早期発見と適切な治療がとても重要です。
普段と違う様子が続く場合は、お早めにご相談ください。
2025年12月14日 17:13

チンチラの子宮蓄膿症

今回は、子宮蓄膿症になってしまったチンチラさんをご紹介します。
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この子は数日前から食欲が落ち、陰部から排膿が見られるとのことで来院されました。
他院で子宮の異常を指摘されており、当院での検査でも子宮蓄膿症が疑われました。
放置すると敗血症やショックに進行してしまう可能性があるため、すぐに手術で感染した子宮卵巣の摘出を行いました。
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術後は徐々に調子が戻り、おやつやアルファルファを自分から齧る様子も見られ、スタッフもほっと胸をなでおろしました。
その後も入院中は好きなフードから少しずつ食べ始め、便も出てきてくれて、無事に退院できました。
自宅でも落ち着いた状態が続き、術部チェックの時には興奮して走り回るほど元気を取り戻してくれています。
チンチラさんの子宮疾患は外から気づきにくく、食欲低下や陰部のわずかな汚れだけで進行してしまうことがあります。
「なんとなく食べない」「お尻が少し汚れている」そんな小さな違和感が実は大きな病気のサインになっていることも。
気になる変化があれば、どうぞお早めにご相談くださいね。
2025年12月05日 11:44

リチャードソンジリスの組織球肉腫

リチャードソンジリスのほっぺがふっくらして見えると、つい「ごはんを詰めているのかな?」と思ってしまいますよね。
でも、普段よりも片側だけ大きく膨らんでいる場合、その中では思わぬことが起きていることがあります。
今回は「左の頬が大きく腫れてきた」ということで来院したジリスさんのお話です。
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最初は他院でお薬をもらって様子を見ていましたが、腫れはどんどん大きくなり、当院で診察すると頬の下にしっかりとした巨大な腫瘤が触れました。
食欲や元気は保たれていたものの、このまま大きくなり続ければ口の動きや呼吸にも影響が出てしまいます。検査のうえで手術を行うことになりました。
小さな体に負担がかからないよう慎重に麻酔をかけ、腫瘤を周囲の組織から丁寧に分離して摘出。
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術後もしばらくふらつきはありましたが、翌日にはしっかりフードを食べる様子も見られ、ずいぶん落ち着いてくれていました。
病理検査の結果、腫瘤は「組織球肉腫」という腫瘍でした。
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2週間後には術部も落ち着いていて、元気に過ごしてくれていました。
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頬が腫れる原因は食べ物をためているだけのこともありますが、片側だけ固く膨らむ、触ると嫌がる、食べ方が変わるといったサインがある場合は、腫瘍や膿瘍など治療が必要な病気が隠れていることがあります。
ジリスたちは痛みや違和感を隠すのがとても上手な動物ですが、「いつもと違う気がする」という小さな気づきが病気の早期発見につながります。
ほっぺのふくらみや様子に変化があれば、どうぞお気軽にご相談くださいね。
2025年11月18日 17:40

シマリスの皮下膿瘍

シマリスのほっぺといえば、ひまわりの種をぱんぱんに詰めて走り回るあの姿がとても愛らしいですよね。
でも、そのかわいい頬の奥では時々思いがけないトラブルが起こることがあります。
今回は「頬が急に腫れてきた」と来院したシマリスさんのお話です。
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鎮静をかけて針で検査をしてみると、中から膿が出てきました。
げっ歯類は口回りのトラブルが非常に多く、細菌が入り込んで膿瘍ができることは珍しくありません。
お薬と排膿で一度は落ち着きかけたものの、数日するとまた同じ場所がぷっくりと腫れて再び膿が溜まってしまい、改善と再発を繰り返す状態になってしまいました。
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そこで、今回は頬の内部をしっかり処置するために切開手術を行うことになりました。
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小さな体に負担がかからないよう慎重に麻酔をかけ、袋状になった膿を全て摘出し、糸が表に出ないように縫合しました。
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術後はしばらくふらつきがありましたが、翌日にはひまわりの種を少し食べ始め、退院時には自分でフードを選んで食べる姿が戻ってきて、頑張ってくれたその姿にスタッフも思わず胸をなでおろしました。
頬が腫れる原因は頬袋に食べ物を詰めているだけのこともありますが、片側だけずっと大きい、触ると硬い、痛がる、食欲が落ちるといったサインがある場合は、トラブルが起きている可能性があります。
シマリスは表情や仕草の変化がとても分かりにくい動物ですが、「いつもと違う?」という小さな気づきが命を守ることに繋がることがあります。
気になるふくらみや行動の変化があれば、どうぞ早めにご相談くださいね。
2025年11月18日 17:17

オウカンミカドヤモリの卵巣腫大

今回は、卵がうまく形成されずお腹の中に溜まってしまったクレステッドゲッコーさんの症例をご紹介します。

飼い主さんからは「1〜2週間前から食欲が落ちている」「お腹が張ってきた気がする」と相談があり来院されました。
診察すると、体はやせているのにお腹だけが不自然にふくらんでおり、レントゲンでは体腔内の白い影、エコーでは大きくなった卵胞が2つ確認されました。

卵が排卵されずに成熟し続けると、卵胞内で変性が起きて炎症を引き起こし、命に関わる状態になることがあります。
今回の子も食欲が落ち、体重も減少し始めており、このままでは危険なため手術を行うことになりました。

全身麻酔をかけてお腹を開くと、左右の卵巣の大きさに明らかな差があり、左卵巣はパンパンに膨れ上がっていました。
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卵巣・卵管を丁寧に摘出し、無事に手術は終了しました。
退院時には表情もしっかりしていて、飼い主さんも安心した様子でお迎えに来てくださいました。

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爬虫類の生殖器疾患は、初期は「少し丸い気がする」「最近あまり動かない」程度の変化しか出ないことが多く、気づいた時にはかなり進行しているケースも少なくありません。

普段とどこか違う、そんな小さな変化を見逃さないことが、大切な家族を守ることにつながります。
心配なことがあれば、いつでもご相談くださいね。

2025年11月16日 18:59

京都小動物クリニック

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